英会話力は瓶に水が溜まっていくようなもの – 学習意欲の維持の方法
Live Englishオンライン英会話の受講生のみなさん、こんにちは。
ここ2週間はすっかり春の陽気で、今週末には東京でも桜の開花が始まりそうです。
さて、先日体験レッスンにお越しいただいた生徒様が、こんな事をおっしゃいました。
「過去3回英会話学習にチャレンジしました。でも上達が感じられずに、英語も苦手だし結局足が遠のいてしまって…」
英会話力は数字で測定できるものだったり、タイムが縮んでいくようなものではありません。
なので日々の努力が本当に身についているのか不安になり、モチベーションを保つのが難しい事もあります。
きっと英語学習者の皆さんの殆どが同じような気持ちになったご経験があると思います。
私自身も英語学習を始めた頃、思うように英語出ず、もどかしく、モチベーションの低下を感じた時がありました。
でも、その時に通っていた留学先の語学学校の担任の先生にこんな事を言われたのです。
「両手で抱えられるくらいの不透明な(かめ)をイメージしてごらん」
「英会話のスキルは、この瓶にすこーしずつ水が溜まっていくようなもの」
「水は決して一度に沢山は注がれず、ちょろちょろっと溜まっていきます」
「どこまで溜まっているか、外からは見えないよね」
「でも注ぎ続ければ必ずいつか瓶一杯になり、ある日突然水が溢れるように英語が口から出てくるよ」
と。
その時は、本当にそんな事があるのかな、と半信半疑で聞いていました。
が、本当にそんな風に感じる瞬間があったのです。
私の場合は、あれだけ必死に詰め込みの受験勉強をした学生時代でさえよくわからなかった関係代名詞が、 ふと会話のニュアンスの中で理解できる瞬間がそれでした。
気がついたら、あれ?わかった!初めて会話で使えた!というような感覚です。
「あれ、今日はいつもよりスムーズに英語が話せたな」
「なんとなく今日は文章が長く作れた気がするな」
そんな事を思うことが、最初は1ヶ月に1度、そして2週間に1度になり、気がつくとそれが普通になっていく。
もちろん「今日はうまく話せなかったな」という日もあります。でも、「今日はいつもより話せたな!」という日が増えていき、それが「普通」になって、次第にそれまでは「普通」だった「今日は上手く話せなかったな」という日の方を感じる事が増えるようになります。
私は、それが英会話の上達だと思います。
お忙しいお仕事、日常の中で学習をしていると、こういった小さな変化には気づきづらいものです。
ですが、瓶に水を注ぎ続ける努力さえ継続していれば、水は確実に溜まっていきます。
そして必ずいつか水が溢れるような感覚がきます。
そんな事を少しだけ心に留めて、ほんの少しでも上達が目に見えづらい英会話学習のモチベーション維持に繋がったら、嬉しく思います。
それでは今日はこの辺で….
明日21日は春分の日です。温かい春の陽気を楽しんでくださいね!