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MBA留学を甘くみると失敗する!?今英語力UPの為にすべき事

Live Englishオンライン英会話の皆さま、こんにちは!スタッフのRikoです。

さて、今回はMBA(Master of Business Administration, 経営学修士)に留学をする上で準備しておくべきことについてフォーカスしていきます!MBAとは1年制もしくは2年制大学院の学部名称で、日本国内や欧米をはじめとする海外大学院で取得することができます。スキルやキャリアアップのため経営・経済コンサルタントや多くの起業家、またリーダーズの方々が学ぶことが多く、卒業後はそのまま現地就職をする流れも珍しくないようです。

この記事の概要

MBA留学では高い英語力は言うまでもなく必須です。英語力に不安がある方は、大学院で非常に苦労するでしょう。では出発前にどんな学習をしいておくと効果的なのでしょうか?1番大切なことは論理的思考力を育てておくことと、スピード感のあるスピーキング・リスニングです。また、授業スタイルの一つとしてケーススタディに慣れておくことなども大切です。円滑に渡航、授業に参加するために、英語力は渡航・留学前にできる限り準備をしておくことが必須です。では具体的にどんな準備をしてMBA留学に出発するのがよいか?についてご説明します。

MBA留学の3つの真実!今英語力の面で準備できることとは?
3つのポイントに絞ってお話します!

  1. 本質を理解できなくても授業が進んでいく恐ろしさ
    ・【思考】なぜ?を繰り返して話の深掘りに慣れる
    ・【ライティング】大学院で頻繁に使われる基本用語を覚えておく
    ・【ライティング】エッセイやメールを英語で書く
    ・【リスニング】映画や動画、ポッドキャストを1.25~1.5倍の速さで聞く
  2. ディスカッション力はごまかせない
    ・【思考】まずは意見を持つ練習
    ・【スピーキング】ボイスメモや動画を使って録音しながら意見する練習
  3. レクチャーよりもケーススタディ!実践練習で学ぶ
    ・【リーディング・ライティング】毎日英語をニュースで読み要約する
    ・【思考】仮説を立て、リサーチし、解決法を提案する

 

  1. 本質を理解できなくても授業が進んでいく恐ろしさ

「MBA留学の前に、英語力もう少し上げておかないと…」と焦りを感じているそこのあなた。何となくの英語力準備で望んでしまうと、冗談ではなく授業には全くついていけない可能性があります!
正直なところ英語力が足枷になっている場合ではありません。「英語力にイマイチ自信がないな..」の方はぜひ危機感を持ってください。目的は英語の上達ではなく、ビジネス分野の学習ですし、理解・回答する際にスピードが要求されます。また海外MBAの場合は、世界中のビジネスプロフェッショナルが大学院に集まり、学び、交流します。英語が第二言語の生徒だとしても子供っぽさを感じさせるような英語を話す生徒はいません。あなたが内容を理解できていようがいまいが、質問等のアクションがない限りどんどん先へ進んでいってしまうという、おそろしい大学院の授業。英語を勉強しにきているわけではないので、クラスメイトも課題も待ったなしです。しかし逆に言うと、英語力をしっかり上げて入学できれば、世界中のプロフェッショナルとのネットワークを手に入れることができ、ビジネスチャンスやキャリアチャンス、厳しい環境で学位をとったという大きな自信と経験が手に入るということ。
この環境に臨むために、入学前の今から準備しておける英語練習をぜひ参考にしてみてください。

・【思考】なぜ?を繰り返して話の深掘りに慣れる
MBAの授業では論理的思考をベースにプレゼンやディスカッションを行います。論理的思考とはご存じの通り、英語でCritical Thinkingと呼ばれます。物事のプロセスや結論を分解しながら一つ一つに「なぜ?その根拠は?」と問いかけることで、個々の項目を具体化し、より本質的な討論をすることができます。これは特に海外MBAの場合必要不可欠なスキルで、相手を納得させられる意見を発信する第一歩です。日頃から、英文ニュース記事や論文などを使いながら、賛成反対意見両方を考えるようなトレーニングをすると良いと思います。その際にも曖昧な回答のまま終わらせるのではなく、できるところまで深掘りをしリサーチしながら進めていくのが良いです。

・【ライティング】大学院で頻繁に使われる基本用語を覚えておく
大学院生として知っておくべき単語やフレーズ(例えばthesis statement, citation, data-driven など)の意味やどのような場面で使われるかを知っておくことはとてもおすすめです。
特にcitationの方法についてはさらっとで良いので知っておくと良いでしょう。大学やコースによってcitationの方法が変わってしまう可能性があるので、深く知っておく必要はありません。別の記事で大学院などでアカデミックライティングを書く際の注意点を紹介していますので、こちらの記事も参考にしてみてください!
日本と海外では大違い!?アカデミック論文の書き方の重要ポイント

・【ライティング】エッセイやメールを英語で書く
ライティングが苦手な方に特におすすめの学習法です。だいたい300~400字程度のエッセイを45分以内に書き終える練習はペーパーアサインメントに対して大いに効果があるでしょう。テーマはまず身近なものから選び、だんだんとビジネス寄りの話題(例えば経済のニュースについてや、ビジネスモデルを使って)にしていくとよりMBAライティングに沿った自己練習をすることができます。ここでの大きなポイントは、同じトピックについて何度も書き直しをすること。添削をネイティブスピーカーにしてもらいながら直しを繰り返していくうちに、正しい形が染み込んでくるようになってきます。とは言え、ただただ300~400文字の英文を書けばよいというわけではありません。これも上のアカデミック論文の書き方で少し触れているので参考にしてください。

また、ビジネスメールの書き方も基本の雛形を知り、適切なワードチョイスで返信できるよう練習しておくと安心ですね。TOEIC Speaking & Writingの問題集などではTipsも紹介されていて、かつ実践的でおすすめです!回りくどい説明はできるだけ省き、誤解のないように簡潔に書くにはどうしたら良いのかを意識しながら書くようにしてください。語彙力も増えるので一石二鳥です。

・【リスニング】映画や動画、ポッドキャストを1.25~1.5倍の速さで聞く
相手の言っていることの詳細をイマイチキャッチできず、大意把握になってしまっていて、大学院の授業を受けるには不安があるという方もいらっしゃると思います。確かに教授やクラスメイトの発話内容がスムーズに理解できないと授業内では追いつけません。単語の意味やニュアンスを考えながら聞いていると、どんどん置いて行かれてしまいます。
そこでチャレンジしていただきたいのは、日頃見聞きする英語を全て速度を上げて聴くということ。普段から1.25倍で耳に負荷をかけて慣らしておくことで、実際の会話速度がちょうど良い速度に聞こえるようにしておくというトレーニングです。ただ、ゆっくり聞いても内容がほとんど理解できない状況で始めてもあまり効果は見込めません。スクリプトや字幕を頼りにしたら殆ど何を言っているか確実に分かる、ただ音声のみだと早すぎて詳細が追いつかないという少し上級者向けの方のエクササイズです!

2. ディスカッション力はごまかせない

大学院の授業の中で必ずある授業スタイルがディスカッションです。何となくで乗り切れるだろう!と思っていると大変なことになります。というのも多くの海外大学院の場合、ディスカッションに積極的に参加できているかどうかというのは成績に関わってくる内容です。意見を述べる意志や態度が見られなかった場合、何も考えておらずモチベーションも低い生徒という評価を受ける可能性が高いのです。いざという時にはっきり主張できるように、このような準備をしておくことをお勧めします。

・【思考】まずは意見を持つ練習
自分で制限時間とテーマを選定して意見を出し、その理由も一緒に考えてみましょう。ディスカッション中、「何を言ったらいいのかわからない」「どう言えば相手に理解してもらえるのか不安を感じる」という方はぜひやっていただきたいのがこの練習です。時間があれば言うことを思い浮かべ準備ができますが、MBAで想定されるグループディスカッションはスピード感が大事。「議題を1分以内に読み理解し、30秒以内に答えと理由を2つ述べてみよう」などと、実践をしてみながら自分がどれくらい時間をかけると意見が言えるのか現状把握の後に、時間を調節しながら練習をすることをお勧めします。レッスンでも取り入れやすい練習内容でもあります。

・【スピーキング】ボイスメモや動画を使って録音しながら意見する練習
ディスカッションをする際、どうしても発言することに躊躇してしまっていませんか?確かに、グループディスカッションの中でメンバーの話を遮って意見に反論するような場合があると、怯んでしまって「やっぱり何も言わないでおこう」と思ってしまう方は少なくないはずです。もしくは「急に意見を求められても、どう話したらいいかそんなに早く思い浮かばない…」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

まずは一言の分量で良いので、ニュースなどを使って日常生活の中で意見と理由を考えることがおすすめ。ここで注意点が1つあります!このトレーニングは文章を丁寧に作って書いて読み上げるという方法では意味がありません。限られた時間の中でできるだけ自分の意見を作り、それを的確に相手に伝えることができるかが目的であるためです。意外とデータや具体例が意見を十分にサポートできていなかったり、見当違いな根拠を出してしまったりしていることもあるので、まずは恥ずかしがらずにアウトプット!ぜひ声に出して練習をしてみてください。録音をしながら練習をすると後で振り返り、躓いた部分や論理的でない部分を自己認識し改善することができます。実際この練習を試してみて感じられたのは、即効性がある分辞めるとすぐ失われる感覚があります。特にTOEIC LRなどの英語試験前にやるとかなりいいトレーニングになるのですが、試験が終わってこれをやめると途端に聞き取れるスピードが遅くなるので、できれば習慣化するといいかと思います!

この2つが、特に大きく成長につながるのだと身をもって感じます。今からお話しするのはMBAではなく海外大学のパターンですが、普段からちょっとした意見を述べるだけでも緊張してしまう私は、海外大学でのディスカッションやプレゼンが1番苦手でした。原因は英語力が不十分であることはもちろん、何をどう言ったらいいのかわからないから。元々意見を発信することにあまり慣れてこなかったこともあって、質問されても何から話したら良いのかわからず、考えている間にディスカッションから置いていかれる..ということがありました。(ただでさえ、欧米の学生は発言量が多く、間違ってるかも?という事をあまり気にせず、バンバン話してくる事が多いです)

MBAのグループディスカッションのメンバーはアジアや欧米などから来た留学生もいる中、一生懸命追いついて負けじと論理的な意見を述べる必要があります。練習を重ね、一回でも成功体験を得ることができればこちらのものもっと挑戦してみようというモチベーションにもつながります。さらにその中で会議をファシリテートすることができるようになると、MBA卒業後に英語を使用する国際会議などに参加する場面が訪れても、自信をもって対応ができる大きな経験となるでしょう。

3. レクチャーよりもケーススタディ!実践練習で学ぶ

ここまでライティング・スピーキング、そしてディスカッションについてお話をしてきました。少しずつMBAに進むために必要な準備のイメージがはっきりしてきたのではないでしょうか?最後に1番学びを深められる授業スタイルと、その英語力の面での準備についてご紹介します。まず、多くのMBAスクールで触れる学習法は以下の通りです。

  1. 教授からのレクチャー
  2. グループディスカッション
  3. プレゼンや論文課題
  4. ケーススタディ

このうち1番MBAの内容を深く深く理解することができるのは、ケーススタディです。日本の授業スタイルにはあまり多くないため、なかなかイメージが浮かばないという方もいるのではないかと思います。
MBA留学を検討中の方はご存じだと思いますが、ケーススタディとは実際にある企業のビジネスモデルなどをもとに、自分がもし経営者やマネージャーであればどのような根拠のもとアクションを起こすかについて考えたり推測したり、分析したりする研究方法です。ケーススタディを英語で進める上で最も重要なのは、事前の入念な下調べ(リサーチ)と、読解・分析のスキルです。

そもそもまず初めに、ケーススタディの中で置かれている根拠や立場を理解するためには読解と分析のスキルが必要不可欠です。スピード感を持ってポイントを誤解のないように理解することがはじめの一歩です。具体的にはこちらのトレーニングがおすすめです。

・【リーティング・ライティング】毎日英語をニュースで読み要約する
ただニュースを読むだけだと何となく理解できた気になってしまうため、アウトプットとしての「要約」までがワンセットです。ライティング練習であれば添削を先生にお願いする、口頭での練習であれば先生からのフィードバック等をもらうとより効果的です。

とはいえ、英語でニュースの内容が理解できただけではもちろんMBA留学の準備として不十分です。
MBAスクールでは、背景を理解した上でどういった行動を起こすか、またそれは現状のどのような点に効果的にアプローチができるのかということをデータや例を持って考慮し、それを発表する必要があります。その際に必要なのが入念なリサーチ。実際にあった事例の背景や原因などを分析し、解決策を導き出すには他の事例を引用するのも効果的ですし、客観的なデータを持ってくることも説得力のある意見となるでしょう。
このようなプロセスを踏むことによって、学習で得た理論だけで考えるのではなく現実の問題解決に結びつけるスキルを養うことができます。リサーチスキルを高めるためには、1番簡単にできることといえば論文をたくさん読んで流れや形を理解する。加えて、どのようなリソースから引用できるか、またしてはいけないかを知る、信頼性のあるリソースの見極め方を知るということがおすすめです。以下のエクササイズも有効なので、ぜひ試してみてください。

・【思考】仮説を立て、リサーチし、解決法を提案する
これが実際のケーススタディに近いトレーニングだと思います。日頃からアンテナを張りつつ問題意識を持ち、仮説をサポートできる資料などをリサーチし、どのような解決法があるか考えるというもの。難しすぎるトピックでなくても、もっと自分との距離感の近い例を用いて大丈夫です。例えば、A町には朝の交通遅延の問題がある→現状の原因を仮説として立てる→リサーチする→解決法の提案という、身近な課題設定から始めても良いと思います。

授業で受動的に学ぶよりも、ケーススタディをはじめとするアウトプットが必要な学習法の機会が、海外は日本に比べて非常に多くあります。こういったエクササイズを日頃から行い、慣れてから授業へ参加することで、より深く学習理解ができるようになるだけでなく課題をこなす速度や質もより良くなるはずです。

 

ということで今回は、MBAに進学する際に知っておきたいことと、英語力が壁にならないようにするための具体的な学習方法についてのご紹介でした。留学には心の準備はもちろん、生活をしていくための準備が必要になってきますが、特に英語力に関しては渡航・留学前にできる準備は全てしておくことを強くお勧めします。
現地へ行ってから英語力を鍛えるのは意外となかなか余裕が持てず難しいのが現状です。
日頃の先生とのレッスンでも主体的に、できる限り論理的に答えられるようにチャレンジをしていきましょう!

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