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今日は英語採用面接に関するお話しです。
皆様、最近外資系企業での英語面接で増えている、Behavioral Interviewという面接形式をご存知でしょうか。
直訳すると「行動面接」ですが、通常の面接と何が違うかご存知でしょうか?面接時のあなたの立ち居振る舞いをみるものでしょうか?いいえ、違います。
Behavioral Interviewとは、応募者の過去の経歴にフォーカスをし、どのようにしてその状況を対処したかなど具体例をあげて説明する事が求められる、その人の行動特性や考え方を知る事を目的としたインタビューです。
面接当日の行動ではなく、過去のあなたの行動であなたのスキルや考え方、その企業の文化や求める人材に適合するかを判断するものなのですね。そのため、通常の英語面接とは聞かれる質問も準備するべき事も全く異なります。
例えば、通常の英語面接ですと、How would you handle the challenge? 「どのように対処しますか?」と聞かれるところを、Behavioral Interviewでは、
Give an example of a goal you reached and tell me how you achieved it.
あなたが過去に達成した目標についてと、それをどのように達成したかを教えてください。
このように「どのように対処するか?」ではなく、「どういったシチュエーションをどのように対処したか」を問われます。そのため、過去の例や状況を具体的に説明し、ロジカルに、自分の行動や結果を説明する英語力が必要になります。
3. 準備がとても難しいBehavioral Interview
Behavioral Interviewの質問は、通常の英語面接よりも聞かれる質問を想定するのが難しいです。
なぜなら、このインタビューの目的は、完璧に準備されたものを話してもらうところに無く、極力誘導することなくその人の行動心理を探る事にあるためです。採用者は、誘導せずに会話を引き出すことで、過去の体験や経歴の中で一番強く印象に残っていることなどを自発的に話させることができます。
● What is the most difficult/ challenging situation you’ve ever had to resolved in the workplace?
● Tell me about a time when you failed.
● Explain a time when you took the initiative on a project.
● Describe how you used your problem-solving skills to benefit a team or company.
● Tell me about a time you made a difficult decision.
● Tell me about a time when you made a mistake. What did you do to correct it?
● Tell me about the proudest moment in your professional career why it was meaningful to you.
● Tell me about a time when you felt like a good leader.
● Tell me about a time you disagreed with a supervisor. What did you do?
成功から失敗例、問題解決力、チームワーク、リーダーシップ、など。質問は多岐にわたります。
準備が難しいBehavioral Interview。とは言えただでさえ難しい英語での面接ですから、準備がない状態で過去の体験について具体例を整理して説明するのは至難の業です。ではどのように何を準備しておくべきでしょうか。
まず、いくつかのベーシックな通常の英語面接の質問も忘れずに、必ず準備をしましょう。
その後は、Behavioral Interviewの質問に備えて、過去の体験の記憶を整理する事をしてみてください。例えば、過去の成功させる事ができたプロジェクトについて書き出してみる、自分がどのようにプロジェクトに携わり、どのように成功に導いたのか、何が一番の問題だったか、その問題に直面した時に何を感じたか、どのようにその問題を解決したか、など、まずは箇条書き程度でよいので回想します。
そして、記憶がリフレッシュされたらシンプルにわかりやすくまとめておきましょう。レッスンで表現や致命的な文法のエラーなどをしっかり講師にチェックしてもらいましょう。時制や文章構成の大きなエラーがあるとせっかく内容が良いのに相手に伝わらず十分アピールができないという何とも勿体ないことになりかねません。
6. Behavioral InterviewにはSTARメソッド
実際に答える練習をするときには、STARメソッドがおすすめです。「STAR」とは、Situation (状況)、Task (課題)、Action (行動)、Results (結果) のそれぞれの頭文字で、具体例が含んだわかりやすくシンプルに答えるための効果的な方法です。自分のとった行動を整理して考える際にもとても役立ちます。
情報を整理して準備をされるときには、ぜひSTARを意識して情報を書き出してみてください。STARメソッドは面接準備コースのワークシートでも学習します。
ご自宅で作られた回答のスクリプトを、ネイティブ講師がしっかり修正をしていきます。STARを使ってわかりやすく情報が入っているかを一緒に確認をしながら、簡潔に、且つポイントをついてわかりやすく面接官にアピールができるように修正・アドバイスをしていきます。
ある程度の準備が整ったら、再度の数日はレッスンで実際の面接の流れを想定しながら、とにかくお口にだして自分の言葉で説明をする練習をしましょう。
頭の中に記憶した文章をただただ読み上げる、のではなく、面接は印象や話し方もとても大切だという事を忘れずに「自分の言葉」としてスムーズにでてくるようになるまで、繰り返し練習をします。発音やイントネーションなど、講師達がしっかりチェックをしてアドバイスをいれていきます。
準備が難しいと言われるBehavioral Interviewですが、準備は必須です。希望される企業で英語面接を想定されている方は、ぜひLive Englishへお越しください。あなたの面接が成功しますように、全力でお手伝いを致します。