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さて、今日は先日に続きIELTSテストのお話です。
ちなみに皆さん、IELTSの4つ(Reading, Listening, Speaking, Writing)のテストで一番スコアが伸びにくい、ハイスコアを取るのが難しいとされるセクションがどこかご存知ですか?そう、ライティングセクションです。もちろん人によって得意不得意な科目は大きく異なりますが、IELTSのライティングテストでバンド7以上を取得するのはとても難しいと言われています。なぜでしょうか?
今日のポイント!
1. 純粋なライティング力の話ではない
2. ライティングは単純により多くのミスがでやすい
3. 独学での練習が難しい
4. 間違ったら挽回ができない
理由1. 純粋なライティング力の話ではない
IELTSライティングは純粋に英語力だけを判断されるものでなく、論理や一貫性といった構成や内容も厳しく判断されます。ただ単に正しい英語なら得点があがる、というものではないのです。幅広い語彙や文法をつかって質問に的確に答え、オーガナイズされたわかりやすい構成で、いかにその情報を上手に伝えるかというたくさんのハードルを意識しながら250語以上、それもたったの40分間で書かなければいけません。日頃から英文、それもメールやチャットのようなものではなく、エッセイ形式のライティングを書き慣れていないとなかなか難しい長さだと思います。
IELTSライティングでハイスコアをとるには、正しい文法で、最小限のスペルミスにとどめながら、幅広い語彙と論理的な構成で一貫性のある文章を書かなくてはいけません。
ですが、例えばスペルや句読点の使い方などは、実はネイティブ英語スピーカーの書く文章であってもミスが多いものです。スピーキングでは問題にならない、細かなところでマイナス評価をうける可能性がとても高いです。例えば、単語の最後が ce/se で終わるような単語 (absence – absense)や、lyに形が変化する単語 (accidentally – accidentaly) などはよくみられるミスの一つ。
最近はメールでもドキュメントでもオートコレクションがあるので、普段からオートコレクションをONにしてライティングの練習をされている方は特に注意ですね。句読点の使い方も、すべてを完璧に網羅する必要はありませんが、アポストロフィーやコンマの使い方などの基本はしっかり勉強しておきましょう。
例えば、リスニングやリーディングは出勤の電車の中でも練習がしやすい科目です。忙しいお仕事の合間でもポッドキャストを聞いたり、ニュースを読んだりしている方も多いでしょう。最初は単語が全然ひろえなくても聞けば聞くだけ耳は慣れていきますし、読めば読むだけ単語も増えてリーディングのスピードもあがります。スピーキングはどうでしょう?スピーキングも中々独学で上達をするのは難しいセクションです。でも、例えば外で歩いていて目に見えるものをひたすら頭の中で説明をするとか、IETLSのスピーキングの問題に毎日3つずつひたすら答える練習などはできます。きっと頭から口に英語を出すスピードはぐんと早くなります。
Practice makes perfect という言葉がありますが、でもライティングだけは当てはまらない事もあるのです。毎日エッセイをひたすら書いても、間違いの指摘をしてくれる人がいなければ、フィードバックをもらえなければ、上達は難しいかもしれません。独学でひたすら書くだけでは自分のライティングの良くない癖や間違いやすい文法のミスを知る事はむずかしい為です。
リスニングで少し聞き漏らしがあっても、言葉の意味がうまく取れない事があっても、前後の文脈で推測する事もできますし、その後の質問文で何を答えたらよいかを知る事ができます。スピーキングテストでも、リピートをお願いしたり、質問の意図を確認したりする事ができます。1つの質問にうまく答えられなくても、他の質問で挽回するチャンスがあります。
でもライティングは、もし聞かれている事のニュアンスを取り違えてしまい、そのままエッセイを書いてしまったら大きなマイナス評価になるかもしれません。質問の意図をしっかり理解しているか?トピックに沿って書くのは良いですが、その質問にしっかりと論理的に答えているかがとても大切です。
その他にも、ライティングの構成の仕方やアイディアをわかりやすくオーガナイズする力、一貫性をもって書く力が必要になります。Live EnglishのIELTS S&W理解・対策コースでは、与えられた時間を効率よく使う方法や、言いたい事をしっかりとオーガナイズするテクニックなどを学ぶ事ができます。これからIELTS受験をお考えの方、スコアが伸び悩んでしまっている方、ぜひLive Englishのレッスンへお越しください。
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