Live Englishオンライン英会話の皆さま、こんにちは!スタッフのRikoです。
突然ですが、英語の発音を自分で学ぶことはなかなか難しいですよね。
弊社のオンライン英会話サービスでは発音上達を目的としてレッスンをご受講いただいている方も多くいらっしゃいますが、実は日本人にとっては英語学習の中で一二を争うほど難易度が高いものだと思います。そもそも母音や子音の仕組みが英語と日本語では大きく異なるためです。
さて、ご自分の発音を上達させるために話している英語を録音し、聞いてみることを今までにおすすめされて実行してみた方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?恥ずかしい気持ちが勝ってしまって、録音したはいいけれど聞く勇気がなかなかでないそこのあなた。私も同じです!
私はアメリカ留学中、犯罪や法律に関わる授業のためのプレゼン練習をしていると、何となく自分の英語に引っ掛かりがあることに気づきました。
発音できて、それが間違っているわけではない。決して相手に伝わらないわけではないものの、イントネーションやアクセントの位置が若干異なっていました。確かに、発音したことのない専門用語は出会うたびに難しさを感じますが、会話をする上で頻出の単語に関してはスムーズに話せるようになっておきたいですよね。そのために私は練習を重ねましたが、実はアメリカの大学を卒業した今でも指摘されることが多いので、とても意識するようにしています。
学生だった頃、アメリカ人のルームメイトに「これってどう発音するのが相手に伝わりやすいのかな?」と何度も相談に乗ってもらっても、本番自信を持つことができずうまく発音できていた部分で躓いてしまい、どうしたら良いのか分からず悩んだ時期もありました。
この例のように、実際に自分が発している英語と、実際の録音の聞こえ方に大きなギャップを感じたことのある方は多いのではないでしょうか?身近な経験談を聞くと、想像以上にショッキングだと思う方も少なくありません。
そこで今回は皆さんに英語発音上達のために知っておきたい、4つの発音方法をお伝えします。
実は、英単語というものは、単純に単語の「音」だけに注目するとうまくいかない場合が多く、発音記号を無視してしまうとカタカナに近いように聞こえてしまいがちです。
発音というのはその中にもいろいろな種類があるのですよ!例えば日本語でも「ら抜き言葉」や「どのようにして(どうやって)」の言葉のようにちょっと端折られた単語が存在していますよね。それと少し似ています。目でみたらわかる単語なのに、耳で聞くとキャッチできないという原因がもしかするとここにあるかもしれません。
これらは相手に伝わりやすい英語を話せることができる第一歩につながります。早速見ていきましょう!
もしかすると発音矯正などでよく出てくるワードなので、知っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
リンキングとは単語と単語が繋がって聞こえるような話し方のことです。
1番有名なのはThere is/areです。これらは1単語ずつ発音するのではなく、「デェアリズ/デェアラー」と読みます。中学生の英語のテキストにもそのように書かれていますね。これらが繋がって聞こえることを認識していないと、相手に正しく伝わりにくいだけでなく自分自身もThere is/areを指していることを理解できないということになります。文字で書いてもらえれば理解ができるのに…ということを避けるためにもぜひリンキングを意識して発音してみてください。
リダクションとは、日本語で言う「脱落」のことです。1つの単語の中で、本来発音されるはずのものが発音されないというものです。
例えばaboutという単語の”t”が抜け落ちて”abau”と聞こえる場合を指します。こちらもアクセントによってはtまでしっかり発音される場合と、リダクションが起こる場合、2つに分かれます。レッスンでは先生の発音に少し注意して耳を傾けてみてください。どちらにも慣れておくと、多国籍なビジネスミーティングやコミュニケーションでのリスニングも怖くありません。
フラッピングとは、waterが”warar”に聞こえる、tが音声変化することを指します。
イギリス英語よりもアメリカ英語で起こることが多いです。waterの他にも、partyやput it、let it beなどをスムーズに言おうとすると、一部分がラ行に聞こえることが多いでしょう。それがフラッピングです!発音できるようになると、日本特有の英語アクセントではなく、少しネイティブに近い英語らしく聞こえるようになるはずです。
アシミレーションはすなわち「同化」するということ。2つの単語が1つに発音されるのはリンキングとさほど変わりませんが、簡単に言えば子音とyが重なる場合がアシミレーションです。
例えば、”Did you go to~?”のDid youは1単語ずつ発音するというよりは”dijyu”のように2つが1つに聞こえます。これが習得できるかによって、スピーキングだけではなくリスニング対策にも大いに役立ちます。これらを頭の片隅に置きながらリスニングをしたり、実際に発音して練習してみることでより伝わりやすい英語を話すことができるようになります。
英語の発音は、綺麗かどうか、ネイティブに近いかよりも相手にちゃんと齟齬なく聞き取ってもらえるかが1番の大きなポイントです。
電話や大人数でのオンラインミーティングをするときは特に、お互いの表情や口元が見えない分不安にさせてしまうことがよく起こります。正しく発音することができなくて相手に何度も聞き返されたり、逆に相手が話している内容が理解できなかったりすると自信を持ってコミュニケーションを取ることが難しいですよね。
私も、実際に大学でのスモールグループのミーティングで話し合いの流れを止めてしまったことがあります。自分の意見を理解してもらえなかったのは正直とても恥ずかしかったですし、グループのメンバーに申し訳ないなと思いながら意見を伝えることに。最終的には噛み砕いて質問をしてもらえたおかげで意思疎通が取れ、話し合いが進みました。
いくら意見が素晴らしいものだと評価されるようなものでも、その内容が伝わらないと非常にもったいないですよね。少しでも英語でコミュニケーションを円滑に行うためにも、文法や新しい表現の学習と共に発音練習もしていきましょう。
まずは、自分の英語が周りにどのように聞こえているかを客観的に知る、聞いてみる事はすごく大事なので、録音で自分の発音をチェックされた事がない方はぜひ一度やってみてくださいね。
発音に不安のある方はぜひLive Englishサポートまでお知らせください。レッスンでより注意して発音チェックに時間をかけてもらえるように調整をいたします!