Live Englishオンライン英会話の皆さま、こんにちは!スタッフのRikoです。
皆さんは今までに英語のプレゼンテーションの経験はありますか?また、プレゼンと聞くとどのようなイメージを思い浮かべますか?
「緊張する、できれば避けたい」「人の視線が苦手…」「事前にカンペを準備すればなんとか」
さまざまなイメージをお持ちかとは思いますが、やはり人前に立って何かを発表することは決して簡単なことではありませんよね。しかも英語でです。さらにハードルが高くなる一方…
私は日本でもアメリカの大学時代でも学校の中で英語のプレゼンをする機会がありましたが、正直いつまでも人前に立って話すことは苦手分野です。ちゃんと伝わっているか不安で、この結果が成績に響いてくるとなると失敗できない。プレゼン後何を質問されるだろうか?どうしよう!?と考えすぎて緊張しますし、「この時間よ、早く終わってくれ…!」その一心で乗り越えてきました。しかしやはり場数を踏むと少しずつどうしたら不安を取り除けるかがわかってくるものです。
ということで、今回は元海外大学留学生が思う、プレゼンの3つの重要ポイントをこちらでご紹介します。
皆さんの中にもプレゼンを控えていらっしゃる方、多いのではないでしょうか?そうでなくても、ぜひ自分がプレゼンをしなければいけないシチュエーションを想像して読んでみてくださいね!
1.スライドはキーワードだけ!
プレゼンといえばスライド作り。今まで数々のプレゼンテーション有りの授業に参加してきた中で、資料を作るときに日本人がよくやってしまいがちなことが1つあります。
それは文章だらけのスライドを作ってしまうこと!
日本人はライティングより口頭でのスピーチに苦手意識の多い人の方が圧倒的に多い。伝え漏れが心配で、とにかく一旦スライドに情報を詰め込んでおこう…という心理が全面に現れているスライドを見る事がとても多いのです。
でも実は、これは本当に避けたいこと!なぜなら、言いたいことを小さなスライドに全部書いてしまうと、何が大事なポイントなのかがわからなくなってしまうから。
オーディエンス(聞き手)もずらずらと文字が並ぶスライドを読むことに集中し、結局何を言いたいのか伝わらない、なんなら読むのもめんどくさい… なんてこともよくあること。せっかくプレゼンの機会と時間をもらえたのに、自己満足で終わってしまったら非常にもったいない…
皆さんの参加される会議や授業で作るスライドはどうでしょう?気がついたらノートのように文字がびっしり…というスライドを作ってしまっている方、要注意です!
ではどうすればよいか?そのページに重要ないくつかのキーワードと説明を簡潔に箇条書き程度で書きましょう。
語彙を増やし、表現のバラエティを増やすと、ポイントをついて、且つ短い文章で完結に文章にする力もついてきます。語彙の強化はこんなところでもプラスになるのですね。
プラスアルファでグラフや画像を使って、ビジュアルから理解してもらいやすくすることも手です。とにかく文章の羅列はNGです!
2. 全体の構成・流れが大切
皆さんは今までに全体の流れを意識してプレゼンしたことがありますか?
プレゼン作成において次に気をつけなければならないのはその構成です。
そもそもどのように話を進めていけばいいのか、なんとなく感覚で理解している部分が多いのではないでしょうか?ロジカルに、相手に誤解なく理解してもらえるよう説明するためには順番というものがあり、プレゼンターが好きなように言いたいことを述べるだけでは十分でない可能性があります。
プレゼンの構成は、まず最初に結論を述べるが鉄則です
その後に結論をサポートするためのキーワードやエビデンスを入れます。最後のまとめとして結論をもう一度伝える(conclusion)という流れを重視するのが鉄則なのです。
また、サポートするための追加情報は、本当に主張の裏付けになっているかを精査する必要があります。実は趣旨と少しずれているなんてことも作っている間に起こりうることです。
私は大学時代、自分の専攻とあまり関係のない分野の授業をとらなければならないシチュエーションがあったのですが、リサーチをし過ぎたせいか、それとも多くを伝えようとしすぎたせいか、若干趣旨からズレるデータを入れてしまいました。メンターにこれはなんのためにあるの?と質問され「あれれ…よくわからなくなってきたぞ、もしや全然サポートできてない…?」となった経験があります。
そうならないために、冷静にもう一度自分が何を伝えたかったのかを見直し、全体を意識して構成する事が大切ですね。
箇条書きにしてみたり、口に出してみたりするとわかりやすいかもしれません!
3. 超重要!ジェスチャー・アイコンタクト
最後にプレゼンにおいて、日本人が意外と苦手なところがジェスチャーやアイコンタクトです!
緊張したり、手元にスクリプトや資料などを置いている場合は、目線がそっちにばかりいってしいまっているなんて事、ないですか?
皆さんも壇上に立った時の心臓の鼓動が速くなって手に汗を握る感覚、ご存知ですよね?「オーディエンスの視線が苦手。私はどこ見てたらいいの!?皆の視線で頭は真っ白!」と焦りを感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかしプレゼンといってもやはりコミュニケーション。自然でかつ伝わりやすいプレゼンにするためには、手の動きや動作、目線、表情はとても大事なものなのです。
指のちょっとの動きで流れをイメージさせる事ができるし、オーディエンスとしっかりアイコンタクトを取る事で相手の反応や表情をみて効果的に進める事ができます。
とはいえ、ジェスチャーもアイコンタクトも経験や練習が必要で、一言で説明するのが難しい分野なのですすが、ただ、1つ言えるのは、
手元にある原稿を読むだけでは、プレゼンターが前に立っている意味がなくなってしまう
ということ。それならオーディエンスにとっては、動画をみたり資料を読むのと一緒ですよね。
伝えたい事をしっかり理解してもらうためには、原稿を読んで正しく伝えること<適切なジェスチャーやアイコンタクトなのです。全てが完璧で一言一句スクリプトと同じである必要はなく、ジェスチャーやアイコンタクトを効果的に取り入れながら相手に意見の核の部分を伝えることができれば良いのです。
だからこそイメージトレーニングやリハーサルは何回も行った上で、プレゼンの本番前にはキーワードを思い浮かべて、自分の言葉で話せるようになるのが1番理想です。
効果的なジェスチャーやアイコンタクトを具体的にどのようにしたら良いかというと、例えば数字の1を指で作って顔の近くに持ってきながら説得するように話したり、身体を前に傾けることで緊張感や重要性を表現したりすることができますし、アイコンタクトは全体を見回すように、極端に視線を動かすことなく落ち着いてオーディエンスの目を1~2秒ずつ見るのが良いです!
この他にもたくさんあるので、ネイティブがしているプレゼンの動画や音声を見たり聞いたりして、強弱の付け方やジェスチャー・アイコンタクトの取り方をぜひチェックしてみてください。皆さんご存知だと思いますが、TEDTalksはとてもおすすめ。3分程度の短いスピーチもあるし、字幕をつけて理解度を確認することもできますので、気軽にチャレンジできると思います。
レッスンでも、控えているプレゼンのスピーチを先生にチェックしてもらうという事もできます。手元にスクリプトや全体の流れのメモだけ置いておき、スクリーン(先生)に視線をできるだけおきながら、表情や手の動きなどのジェスチャーをいれてスピーチする練習をしてみるのもとてもよいと思います。
いかがでしたでしょうか?これらの3点に気をつけてプレゼンを準備するだけで伝わりやすさが倍増します!これから初めて準備をする方は、まずはこの基本ルールに則って作ってみてくださいね!