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元IELTS 6.5海外大学卒業生がVERSANT挑戦!受験から見える実践的な英語力を身につける方法

こんにちは! Live EnglishのTamakiです。
新年度が始まってから早3ヶ月が経とうとしていますね!
昨今のグローバル化に伴い、英語でのコミュニケーションがより私たちの身近なものとなっていることを実感します。皆様の中にも新年度より海外の取引先とのミーティングやプロジェクトなど新たに英語を使用する機会が増えたという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

タイトルにもあるように、私は日本の高校卒業後にマレーシアの大学に正規留学をし、昨年11月に本帰国をしたのですが、日本にいるとどうしても意識的に英語を使用しないと今まで培ってきた英語力が少しずつ衰えてしまっているのを日々痛感しています。

さて皆様は日々の英語学習のモチベーションはどのように維持していますか?以前気軽に受けられる英語テストのブログを書きましたが、時々力試しに英語テストを利用するのはおすすめです。

そこで私が今回、その中でもより気軽にオンラインで20分で受けられるVERSANTテストを受けてみました!ただVERSANTは実は難しいと言われることが多いテストです。TOEICや英検、IELTSなどと違い公式問題集がなく対策しづらいのも理由の一つだと思います。
今日は、力試しにや学習意欲の維持のためにテスト受験を検討されている方のために、Versantのおすすめポイントや苦戦しやすいポイント、高得点の鍵を握るセクションを私の経験を元にご紹介したいと思います!(恥ずかしながら参考までに私のスコアも公開します笑)
ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

概要

VERSANTは自宅で簡単に受験できるだけではなく、他の英語試験と比べると受験料も安く気軽に受験しやすいというメリットがあります。また、試験結果がすぐにわかるため忙しい方にもおすすめ。一方で、スピード感に慣れることと文章構成力がないと回答が難しく感じられます。特にリスニング力を事前に高めておくと、高得点を狙えます。その対策として、リプロダクションというある一定の箇所で音声が停止されその内容を復唱し、ある程度長さのある文章のまとまりを暗記し再現(復唱)する練習方法がおすすめです。高得点の鍵となるセクションや詳しい学習方法を詳しくご説明していきます。

1. オンラインで受験できる世界標準のVERSANT、どんなテスト?私のスコアも公開します
2. 今までの英語試験とここが違う! VERSANTのおすすめポイント3選
3. 海外大学卒業者が苦戦した、VERSANT受験で難しかったこととは…?
4. VERSANTでの高得点の鍵は…ずばり、リスニング力!
5. VERSANTのおすすめ対策法は、ずばりリプロダクション!
6. まとめ

 

1. オンラインで受験できる世界標準のVERSANT、一体どんなテスト?私のスコアも公開します!

VERSANTとは独自のAIを活用し、口頭英語における自然さ、流暢さ、即時性を主に測定するオンライン英語テストです。なんと世界160カ国から300万人以上が受験しており、日本でも約500社の導入実績もつほど高い信頼性があるようです。
(参照: 日経ビジネススクールオンラインより)

VERSANTの試験にはスピーキング、ライティング、プレスメント(4技能)など、いくつかのテスト形式があるのですが、その中でも今回私が受験したのはスピーキングテストでした。自分の強化したいスキルだけをチェックできるのも利点ですね。
(スピーキングテストの内容に関してはこの後詳しくご紹介しますね)

そんなVERSANTですが “ビジネス英語に特化していたり、ビジネスに精通した知識や経験がないと受験できないのか?” と思われる方もいるかもしれませんが実はそんなことはありません。
実際に受験した私が思うVERSANTは “誰でも” 受験可能でビジネス英語力以前に英語でのコミュニケーションをとる上で必要な実践的スキルを測ることができるテストです。
テスト内で取り扱っているトピックはビジネスシーンや特定の業種に特化したものではなく、登場人物の日常でのやりとり等が問題文になりますので、ビジネス英語力に自信がない方でも受験できるテストと言えるでしょう。

例えば私が受験した際に出てきた音読問題では、下記のようなトピックが出題されました。
“料理方法のほとんどは科学を応用したものだ”
“温度や場所の状態によって食べ物は形状が変わる”

このようにGeneralなトピックに対して頭の中にイメージしていることを瞬時に、的確に伝えられるかが重要になってくると思います。 受験目的やビジネスバックグラウンドに問わず、現在のレベルや英語力向上に向けてこれからフォーカスして取り組むべきポイントが客観的に見えてくるので学習へのモチベーションやイメージが掴みやすくなる一助になると思います。

さて、恥ずかしながら私のスコアを公開いたします(笑) (↓結果表をご覧ください)
結果はなんと、80点満点中…52点のCEFRB1相当判定!!
現役時代に比べて英語力が少し下がっているとは予想していましたが、正規留学で海外大学を出た身としてはショックな結果で、もっと気を引き締めて勉強に取り組もうと決心しました…
ちなみに、日本人の平均点は38点のA2レベルだそうです。

採点時には各項目のスコアだけでなく、その中でも得意としている点、これからの課題点、そしてその課題を克服するために、どのような勉強学習をすれば良いかのおすすめも共有してくれます。

 

 

VERSANTは10〜80点満点で採点されます。
上でも記載した通り、日本人受験者の平均スコアは38、英語でビジネスをするにはスコア47が必要目安だそうです。
ちなみに、初めての受験でスコア53の私は、少し前ですがIELTSでは6.5を取っています。IELTS6.5はCEFRでいうとB2レベル相当と言われていますので、私がいかに実力を出せずにVERSANT受験が終わってしまったかがお分かりいただけるかと思います。テスト形式に慣れないと、1回目の受験で高得点を狙うのはかなり難しいと実感しました。
皆様が実際に受験される際の最初の目標を設定される際に、ぜひ参考にしてみてください!

2. 今までの英語試験とここが違う! VERSANTのおすすめポイント3選
今日では試験会場、オンライン(会場/自宅受験)など英語試験のスタイルもどんどん多様化し、より受験者のニーズやご予定に合わせて幅広い選択肢の中からご受験いただけるようになったかと思います。

ですが、実際に受験をしようとすると1回の受験費が高かったり、お仕事などの予定でスケジュールが合わせにくい、会場まで行って半日ほどかけて受験するのは大変…など様々なハードルがありますね。
そんなお悩みを抱えている皆様にぜおすすめしたいVERSANTですが、他の試験と比べて特化しているなと思う3つのポイントがこちら!

・好きな時に20分で自宅から受験可能
・テスト結果が受験後5分ですぐに見れる
・コストを抑えて受験ができる (複数回チャレンジしやすい!)

申込みから2-3日で受験コードが届き、受験コードの有効期限以内(約1年弱ほど)であば自宅で24時間いつでも受験できるので、お忙しい方でも受験がしやすいです。
(ちなみに、オンラインなので実質どこからでも受験可能ですが、試験前に周囲の状況を確認させる音声チェックがありました。なのでできる限り自宅など静かな場所で受験することをおすすめします)

また受験後たったの5分で結果がわかります!よって受験時の記憶が鮮明なうちに振り返りができ、今後の課題や学習の方向性を明確にし、よりスムーズに学習をスタートできるのがお勧めポイントの一つ。会場で受験する英語試験は受験結果がわかるまで10日前後〜数週間かかってしまうものも多く、これほどまでに早く受験結果を知れる試験は今まで出会ったことがありません!

さらに、英検やTOEIC、IELTSやTOEFLなどの他の英語試験だと約6,000円~25,000円ほどの高額な受験費用がかかります。しかしVERSANTはスピーキングの場合で5,500円で受けられるので、高得点の為に複数回受けやすいです。

3.海外大学卒業生が苦戦した、VERSANT受験で苦戦したことは…?
ここからは実際にテストの構成と、受験時に難しいと感じたポイントや感想をご紹介させていただきます!
VERSANT Speakingテストは下記6項目に分かれていますので、項目ごとに苦戦ポイントを紹介しますね。

A: 音読問題 (Reading)
画面に表示された文章を指示された順序に音読し発話時の流暢さ、発音をテストする問題です。特に初めての受験の場合、時間配分が読めないため難しいと感じられるかもしれません。

B: 復唱問題 (Repeat)
音声で流れた文章を聞こえた通りにリピートする問題です。発話時の流暢さ、発音に加え文章構文力もテストされます。復唱する問題も問題をこなすごとに文章の長さや単語のレベルが上がってくるように感じられました。英語の発音や音の繋がりに慣れていない場合、聞き取ることすら難しいと感じられることがあると思います。

C: 質問に対して一言で答える (Question)
1文の質問に対して単語で回答する問題で正確な聞き取りと語彙力が試されます。
基本的には二択問題で出題されるのですが、中にはランダムに自分で質問の答えを考え回答しないといけない問題も出てきます。
例: Reservation is required, is it necessary? Or optional? →Necessary
例: What tool do you use when digging a hole in the garden? → Shovel

D: 文章構築問題 (Sentence building)
バラバラに並び替えられた単語、または単語の連なりを聞いて文章を正しく作り替えて答える整序問題です。受験英語のような並び替え問題ではなく、聞いたものを記憶しつつ、表示される頭の中で単語を自分で並び替え回答する問題です。慣れていないと途中で聞きそびれてしまったり、冠詞等の細部を落としてしまうのではないか、という不安があるかもしれません。しかし、5文型(特にSVO)を理解していればスムーズに回答ができるはずです。

E: ストーリーリテリング (Story retelling)
ここでは短い物語を聞いた後に内容の要約(summerizing)ではなく、瞬時に自分の言葉に言い換え(paraphrasing)をして30秒間でストーリーを説明し直します。ただ単に内容が理解できたり、単語の知識が多いだけではなかなか咄嗟に自分の言葉で伝えることが難しい問題です。これは普段英語で会話をしなれているかどうかが大きく左右します。正確に聞いて理解する力と自分で使える表現の幅を増やし、それらを日頃から積極的にアウトプットする練習をすることで対策をしましょう。

F: 自由回答問題 (Open Question)
最後はFamily Lifeや Personal Questionなどの身近な問題に対して自由に回答していく問題です。(Fパートだけ2回問題文が読まれます)
今回の出題内容は、 “ニュースで情報を得るとき、ラジオで聴くのとニュースペーパーで読むのどちらが良いと思うか?またその理由を述べなさい” というものでした。
一見シンプルなものの、普段日本語でもよくよく考えない様な質問なので、個人的には質問自体の難しさも感じました。日頃からこういったテストに出そうな質問の訓練をしていないと、即興で自分の意見を支持するような理由を見つけ、それらを一貫性を持って伝えるのは難しいと思います。
Live EnglishのIELTS受験者にもお伝えすることですが、最低限、導入→理由→結論 の構成は常に意識して話すこと、この練習をテスト前に繰り返し行っておくことが大切です。

4. VERSANTでの高得点の鍵は…ずばり、リスニング力!
さて、前セクションではVERSANTのテスト内容や実際に受験をしてみて私が苦戦した点についてお話しました。今回受験後に感じたVERSANTと他のスピーキング試験との一番の違いは、スピーキングとリスニングの融合により自分の耳と知識、語彙をフル活用しなければならない点だと思います

一般的なテストでは受容スキル(聞いた情報の中から答えを見つける)をテストするリスニングと産出スキル(聞き取った情報をもとに自分の語彙を用いて頭の中にある考えを外に伝える)をテストするスピーキングをそれぞれ分けてテストするかと思います。

一方VERSANTでは実際のコミュニケーションを想定したリスニング力(聞き取った内容の理解度の確認)、スピーキング力(表現の幅や正確さ、発音やリズム、文章構成力)が同時にテストされるため、意識を向ける点が多く、会話中に情報を聞き取るよりもさらに正確に聞き取ることが難しかったです。

問題文も全て画面に表示されず、1度聞いたらそのまますぐに回答しなくてはいけないので耳から情報をキャッチする “高いリスニング力” が求められます。

どんなに知識や語彙力があってもそもそも聞き取り、問題内容の理解ができないと何も回答することができませんので、リスニング力はVERSANTで高得点をとる上で要と言っても過言ではないと思います。

5. VERSANTのおすすめ対策法は、ずばりリプロダクション!!

VERSANTで実践的なリスニング力が重要だということがわかったものの、

“普段なかなか英語話者の方とのコミュニケーションをとる機会が少ない”
“英語ニュースやラジオの聞き流しなど、日頃から英語に触れているはずなのになかなかリスニング力が上がったと実感できない”
“結局どのような取り組みをすれば良いかわからない”

そんなお悩みを抱えていらっしゃる皆様にぜひ今後のリスニングスキルの底上げやVERSANT対策としておすすめしたい学習方法があります。それはズバリ、リプロダクションです!!

リプロダクションとは簡単にいうと、ある一定の箇所で音声を停止してその英文を復唱する練習方法です
シャドーイングと似ていますが、シャドーイングは音声を流したまま聞いた後に復唱(同時復唱)するので、一時停止をして、ある程度ボリュームのある英文を暗記して復唱するリプロダクションとは大きく異なります。
ただボソボソっと復唱するのではなく、音のつながりやイントネーション、強弱も意識をして行うので、やってみると想像よりはるかに難しいです。シャドーイングよりも難易度は上です。でも大変な分、継続して行うとリスニングの伸びをきっと実感できると思います。
通訳士が養成学校などで行うメソッドでもあるので、リスニングの底上げには個人的にお勧めしたい学習法なのです。

リプロダクションで鍛えられるスキルは主に2点。

1. 英文を正確に理解/聞き取る力
2. 英文を正確に再現する力

特に2つ目は語彙や文章構成力の基礎が必要になってきます。そう、リプロダクションはリスニングだけでなくスピーキング強化にも繋げることができる学習メソッドです。

初めは長い文章を一気に暗記しようとするのではなく、ピリオド、チャンク(意味のかたまり)、まとまった意味のかたまりを何も見ずにリピートできるくらいの長さからスタートするのがおすすめです。

最初から一語一句正確に暗記するのは困難。まずは大切なキーワードを意識して英文全体のイメージを理解しながら再現をするとより試験の対策として有効です。
情景や全体のイメージを持ちながら情報をインプットするというのは、VERSANT対策としてもとても重要なスキルになってきます。

リプロダクションって初めて聞いたよ、やり方がわからないよという方は中々イメージがつきにくいかと思います。
初めての方はまず市販のリプロダクション用の教材を使ってみるのも一つの手です。初めてでも無理なくできる長さの例文で、またチャンク(意味のかたまり)で区切ってあったりするので、取り組みやすいはずです。
やり方をよく理解しないまま間違った方法で行っては時間も努力ももったいないですよね。

6. まとめ

今回の受験について、私個人の全体的な感想としては、自宅で簡単に受験できるオンラインのテストで時間の制限があったり、短い時間の中で高い集中力を維持しながら問題の聞き取り、回答をしなければならなかったのでよい緊張感があり、テスト中は気を引き締めて受験に望むことができました。

VERSANTは費用面、時間、場所など受験のハードルも低く、リスニングとスピーキングを融合した試験形式でより実践的なコミュニケーション能力を測定することができるので、力試しをしたい方、学習モチベーションの維持に英語テストの受験を検討されている方にはお勧めしたいですね。

VERSANTの高得点を狙うためには、リプロダクションや語彙の強化などの基礎固めが基本です。余力があれば、日頃から様々なトピックに対してアンテナをはること、意見や考えを伝える瞬発力、スムーズに安定したアウトプットができる練習も重要です。その点もぜひ意識をしてレッスンでアウトプットの機会を多く持ち、取り組んでみてくださいね。

最後までご一読いただきありがとうございました。それではまた次回のブログで!

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