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[企業英語研修] 留学予定社員に模擬ケーススタディ・討論練習がオススメな理由

Live Englishオンライン英会話の皆さま、こんにちは!スタッフのRikoです。
先日、Live English講師・スタッフで、とある企業で模擬MBAクラスのビジネスケーススタディ練習を行いました。

昨今は社費留学制度のある企業も多く、MBA留学準備でLive Englishに来られる方も増えています。日本の大学・大学院と欧米では学ぶスタイルが大きく異なる点も多いのですが、その一つにディスカッションやケーススタディなどのグループワークが非常に多いという特徴が挙げられます。英語でのリサーチや準備の量やかかる時間、その方法などを実体験したことがない方は、英語の壁を考慮してもきっと最初は大変な思いをされることでしょう。そのために、企業が留学制度選抜者のため、現地でのグループディスカッション・ケーススタディと極力同じ流れで練習・模擬を行い、自分の英語力を認識させ、実際のクラスに臨む姿勢などを実体験させることを目的に行うのです。

そこで今日は、「グループで模擬ケーススタディやディスカッションを行うということ」のメリットとその重要性をこちらでご紹介いたします。ぜひ最後までご覧ください!

概要

特に海外留学制度を取りいれる企業では、企業研修でグループでの模擬ケーススタディやディスカッション練習を実施することが効果的です。なぜなら、ただケーススタディや資料の内容をイメージ、把握できるレベルでは現地のクラスで追いつけない可能性が高いためです。実際のMBAの授業では主体的に発言することに点数がつけられる事も多く、日本の学業スタイルとは大きく異なる点も多くあります。例え英語運用能力試験で必要スコアを取っていても、実際のクラスではまったく歯がたたないなんて事も多々あるのです。大きなコストがかかる海外留学制度のコストパフォーマンスを最大限上げるためには、社員の皆様の事前準備が鍵です。その中で特に企業研修としてお勧めの、ビジネスケーススタディ・ディスカッションの実施についてお話しします。

  1. MBA留学先で日本人が直面しやすい困難や、日本の学業スタイルとの違い
  2. よく耳にする「ケーススタディ」とはどのようなもの?
  3. 企業研修で模擬ケーススタディやディスカッションを行うメリット
  4. [まとめ] 海外留学前に、企業研修を実施するメリット

 

1. 留学先で日本人が直面しやすい困難や、日本の学業スタイルとの違い

MBA留学をする際に、日本人がよく直面しやすい困難は「授業を理解するのがやっと」という状況。

英語コミュニケーションスキルの不足が主な原因です。日本の大学院での学業スタイルでは、欧米と比べてディスカッションよりも講義やリサーチ・研究のイメージが強いです。しかし欧米圏のMBAスクールとなると、世界中のトップクラスのエリート達が1つのクラスに集まり、コラボレートし、意見交換をすることが非常に多く求められます。お互いから学ぶというスタイルが強いのです。

非ネイティブでも、特にヨーロッパや南アメリカからの留学生たちは、勢いよく自信を持って意見を伝えることに慣れているため、こちら側が圧倒されることもしばしば。その中で負けじと英語で意見を述べることは、授業についていくのがやっとという状況の場合、至難の技です。そして追い打ちをかけるように、授業内での発言点が占める割合が50%であったりすることもあるのです。「会社での日本語の会議ですらも自ら発言することはほとんどない。聞き手に徹することも多いのに、、どうしよう??」と思われるようであれば、死に物狂いで英語力の向上に力をいれることをお勧めします。

日本の学業のスタイルと異なるからこそ、渡航前の準備時間に自己投資をすることで現地での学習のスムーズさが大きく変わり、費用対効果を大きく向上させることができるのです。
そのヒントとなる内容をご紹介します。ぜひ以下の記事を読み進めてみてください。

2. そもそも、よく耳にする「ケーススタディ」とは一体何なのか??

ケーススタディというワード、今までに聞いたことはあるなという方も多いと思います。これは、実際にとある企業や組織の状況や問題(ケース)を用いたディスカッション形式で進むスタイルです。MBAでは必ずと言っていいほど授業内で取り扱います。

特にMBAのクラスではこのケースの中にある問題をリサーチ・分析し、解決策をグループメンバーやクラス全体へ提案する流れで進んでいきます。ケースで実際に何があったかを理解するだけではなく、その上で自分自身が特定の立場に置かれた場合どのような行動を取るか、またその理由などを論理的に述べる必要があります。

重要なのは「なんとなくこの解決案が良さそうだよね、この案を聞いたらあなたもわかるでしょ?」という意図を含んだ曖昧な発言では、他のメンバーや教授を納得させるのは難しいです。でも意外と多くの方がこのような思考パターンに陥りがちです笑
日本のコミュニケーション文化はハイコンテクストと言われ、言葉の後ろ側にある背景や文脈から話しての意図やニュアンスを推し量るという事を自然に行う事がとても多いものです。空気を読むという言葉もこんなところから来ているのでしょう。

そういったコミュニケーションに慣れている日本人の感覚で、グローバルな舞台でコミュニケーションを同じようにとってしまうのは、コミュニケーションを非効率にしてしまう大きな原因の一つになり、結果授業も非効率になりかねません。
代わりに、論理的に順序立てて、客観的事実を交えて簡潔に話さなければなりません。
(これもまた、自身をチャレンジングな環境に置く覚悟がないと難しいことのうちの一つです)

例えばそのケースに基づいた記事や公式が出した声明、ケースの中で公安当局が絡んでいるような内容なら、その報告書などに目を通して、それらを意見の根拠やサポート材料として使っていく必要があります。だからこそ、ケースの資料そのものの内容を把握・理解するだけでは全然足りないわけです。

意見の根拠として話せる材料がなく意見が抽象的になってしまい、ディスカッションもままならない… ということにはならないように、念入りにクラスの準備を進めたいところ。ところが英語がノンネイティブですとこの準備にも膨大な時間がかかり、追いつかない… という悪循環になりがちなのです。

3. 企業研修で模擬ケーススタディやディスカッションを行うメリット

海外ビジネススクールのケーススタディに取り組むことだけでもどれだけ大変か、というのはなんとなくでもイメージできたと思います。そこで、MBA留学渡航前の準備として、模擬ケーススタディ、模擬ビジネスディスカッションを企業研修で取り組むことをお勧めしています。

具体的には、4~5人程度の少人数制で模擬グループディスカッション。
ビジネスケーススタディを1つ使用し、それぞれ事前に念入りにリサーチと準備をしてクラスを実施します。

実際に留学前にこの模擬ケーススタディを経験させると、自身の現在の実力や課題点が如実に現れてきます。話し始めの微妙なタイミングや間の取り方、相手の意見を聞く姿勢、問題提起の仕方とタイミングの取り方などなど、、あくまでも対人間のコミュニケーションなので、ディスカッションの戦略や方法だけ理解していてもそれを実際に行動に起こせないと難しいわけです。
社員一人一人の学習意欲を大きく変えるでしょう。

皆さんがお考えのように、マンツーマンのレッスンでしっかり見てもらう、練習することも大切です。ですが、模擬グループワークにはグループワークでしか浮き彫りにならない課題も出てきます。

例えば、マンツーマンの英語レッスンの場合、先生は意見を伝え終わるまで待っていてくれて、難しいことがあってもさっとサポートしてくれることが大半です。しかしビジネススクールでのケースやディスカッションでは、周りがノンネイティブだからと言って合わせてくれるなんてことはまずありません。
また、1人で考えていたらなんとか落とし所をつけられるようなシチュエーションでも、グループの場合はどんどんスピードアップしていったり、話が逸れてしまったり、四方八方から意見が飛び交い結論がまとまらないなんて事も多々あります。自分で討論をコントロールするのが難しい状況というのも味わうことになるでしょう。

主体的に参加しなければいけない良いプレッシャーを持ってクラスの雰囲気を疑似体験することは、留学者本人にはとても良い気づきの場になり、危機感と高い学習意欲が生まれます。海外留学制度の費用対効果を高めたいと願う企業にも、非常に大きなメリットになるのです。

4. [まとめ] 海外留学者に、集団企業研修を実施するメリット

海外留学制度がある企業の皆様には、ぜひ留学前の模擬ケーススタディやディスカッションの提供を検討ください。企業側のメリットをまとめると、大きく2つ。

1. 投資効果を最大化させることができる
仮に渡航費や学費も全て含めた場合、かなり費用がかさみます(現在は円安なのでそのインパクトも大きいです)。その中で、社員の皆様が「海外生活を経験してきた、でもビジネスの収穫は正直あまりなかった」というのは一番避けたい投資の失敗。留学される皆様一人一人に意識を覚醒させ、学習へのモチベーションを高めさせる機会を提供することは費用対効果を向上させるために非常に大事です。

2. より一層学びへの主体性を持ってもらうことができる
ケースを利用した模擬グループケーススタディは、英語での討論の力だけではなく、話を聞きながらポイントを掴み考える力や、自分だったらどうするかという考えを述べる力、また適切なタイミングで発言をしたりボディランゲージを意識し、集団という環境の中でコミュニケーションをする力が育まれます。こういったスキルや意識は、実際に企業でこれからのリーダーとして会社の将来を担う社員の皆さんの大きな力にもなっていくでしょう。

以上が、社員の海外留学前の事前準備に投資をお勧めする2つの大きな理由です。

理想としては、渡航予定の1年前から少人数制のグループケーススタディを月に1回程度、定期的に実施することをおすすめします。
英語ディスカッション能力というのは、英語力の中でも伸ばすのに時間がかかります。英語学習全般に言えることではありますが、英語力を伸ばしていくためには筋トレと同じ要領で進めていく必要があります。

せっかくの海外留学制度ですので、グローバルな視点と経営の知識をしっかりと学ばせ、企業にとっても最大限の投資効果が得られるよう、模擬ケーススタディやディスカッションの企業研修実施をご検討の皆様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ご予算や希望の期間に合わせて、プランをご提案いたします。

 

 

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